レファレンスコード |
20010309A |
記述レベル |
個人・関連団体文書/教員個人文書 |
名称 |
塩釜伊兵衛文書 |
原蔵者 |
塩釜伊兵衛氏は、仙台高等工業教授、東北帝国大学理科大学観象取扱をつとめた物理学者。仙台出身。1897(明治30年)に第二高等学校を卒業し東京帝国大学に進学、1900(明治33年)に卒業した。その後、1907(明治40年)、仙台高等工業学校に赴任、東北帝国大学の向山観象所の「観測取扱」をつとめるほか、文部省在外研究員として留学生活を送っている。
向山観象所は、大正元年に竣工した施設で、子午儀や赤道儀を備えていた。東北帝国大学天文学講座が勅令274号(1934(昭和9年))によって正式に設置される以前、すでに天文学の研究・教育上主要な設備が購入されていたのである。この草創期の天文学研究施設において「観測取扱」として業務にあたったのが塩釜伊兵衛氏であった。
なお、東北帝国大学理科大学物理学科初代教授の日下部四郎太とは、二高・東京帝国大学を通じて同級生であった。
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内容 |
(東京)帝国大学時代のノートのほか、東北帝国大学向山観象所や仙台高等工業学校、文部省在外研究員としての資料がある。
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年代 |
1894〜1931年 |
数量・編成 |
計20点の資料として整理 |
伝来 |
2001年3月、田村眞一理学部教授の仲介を経てご遺族より受領した。 |
データ公開日 |
2012年3月30日 |
公開条件 |
当館利用規則に基づき公開いたします。 |
利用・複写条件 |
原資料を閲覧していただきます。複写は利用者本人または業者委託による写真撮影となります。電子複写はできません。
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参考文献 |
『東北大学五十年史』上下
田村眞一 「東北帝国大学開学以来の設備 子午儀」(東北大学史料館だより第2号) |