レファレンスコード |
19981210A |
記述レベル |
個人・関連団体文書/教員個人文書 |
文書群名 |
柴田治三郎文書 |
原蔵者 |
柴田治三郎(1909〜1998)は青森県出身のドイツ文学研究者。昭和11年(1936)に東北帝国大学法文学部を卒業後、同大学の副手・助手、北海道帝国大学予科教授などを経て、昭和21年9月に東北帝国大学法文学部助教授として仙台に戻り、戦後の昭和26年に教授に昇進し、ドイツ文学研究室を主宰しました。専門はドイツ中世文学でしたが、ゲーテやシラー、さらにロシア文学、北欧文学に至る業績を残しています。昭和38年には「体験と表現−フリードリッヒ・ヘッベル研究−」で博士号を取得しています。昭和47年(1972)に定年退官しました。
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文書群の内容 |
書簡に加え、写真や新聞記事などが含まれます。大きく6つに分かれ、それぞれ(1)柴田の前任者である小宮豊隆(1884〜1966)、(2)その夫人である小宮恒子(1893〜1992)、(3)柴田と交友のあったカール・レーヴィット(1897〜1973)、(4)柴田が兄事していた河野與一(1896〜1984)、(5)その夫人である河野多麻(1895〜1985)の各関係資料、および(6)その他、から構成されています。多くの文化人たちの交友の記録として貴重かつ興味深い内容です。 |
年代 |
1936年〜1987年 |
数量・編成 |
(1)小宮豊隆関係97点、(2)小宮恒子関係44点、(3)レーヴィット関係18点、(4)河野與一関係540点、河野多麻関係45点、(6)その他1点、の合計745点として整理。 |
伝来 |
1998年12月に中村志朗名誉教授の斡旋でご遺族より寄贈されたもの、その他有縁の方からの寄贈を含む。
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データ公開日 |
2008年2月25日/2009年3月31日増補改/2011年6月1日追加 |
公開条件 |
当館利用規則に基づき公開いたします。 |
利用・複写条件 |
原資料を閲覧していただきます。複写は利用者本人または業者委託による写真撮影となります。電子複写はできません。 |
参考文献等 |
小宮恒子『偲ぶ草』(1970年)、脇昭子『誕生の地』(1983年)、『回想 河野與一・多麻』(1986年)など。
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