レファレンスコード 19710399A
記述レベル 個人・関連団体文書/教員個人文書
文書群名 宮城音五郎文書
原蔵者 宮城音五郎(1883〜1967)は、1919年から1945年までの26年間本学工学部で教授を務めた機械工学者です。埼玉県の出身で、東京帝国大学工科大学卒業後1919年に仙台高等工業学校教授として仙台に赴任。東北帝国大学工学部設置に伴い大学に移り機械工学を担当しました。特に流体力学・流体機械の分野で多くの業績を挙げています。在任中工学部長を二回つとめ、1945年に定年退官。その後仙台一高校長、宮城県教育委員会委員長をつとめ宮城県の中等・初等教育行政を指導し、1952年には宮城県知事選に当選しました。1964年には新設の東北工業大学初代学長となっています。
文書群の内容 資料は、昭和初期から戦後にかけての宮城の日記手帳と、その他のノート、原稿類からなります。日記手帳からは戦前・戦中期の大学の状況や新学制発足当初の仙台一高の様子などを知ることが出来ます。また宮城が折々に詠んだ俳句を記した『俳句手記』も興味深いものです。ほかの宮城の著作物を受贈していますが、これは図書資料として別置してあります。
年代 1927年から1960年
数量・編成 日記手帳とその他の二種類に大別し、全体として24点の資料として整理してあります。
伝来 1971年3月、遺族より寄贈を受けました。
リスト公開日 2006年8月30日公開開始
2008年2月14日リスト更新(1点追加公開)
公開条件 当館利用規則に基づき公開いたします。
利用・複写条件 原本を閲覧していただきます。複写は写真撮影のみで、電子複写はできません。
参考文献等 「東北工業大学初代学長 宮城音五郎博士論文目録」(東北工業大学研究業績一覧 1996年度)