レファレンスコード 20120207A
記述レベル 個人・関連団体文書/教員個人文書
名称 細谷恒夫文書(「戦後教育資料総合目録」収載資料)
原蔵者 細谷恒夫(1904-1970)は、山形市出身の哲学者・教育学者。東京帝国大学卒業後広島高等学校教授等を経て、1935年東北帝国大学法文学部に赴任し教育学講座を担当。戦後教育学部創設に際し初代教育学部長となり、1955年文学部に転じ哲学第一講座を担当。1962年教養部長に就任。1967年山形大学学長となるも在任中に急逝した。
内容 本文書は、国立教育研究所が昭和35年度から38年度まで実施した科学研究費補助金による研究「戦後教育資料の収集に関する研究」の一環として、戦後教育資料収集委員会編『戦後教育資料総合目録』(昭和40年7月)にその目録が収載されたものである。  東北大学における戦後新学制への移行等に関する検討過程で細谷氏が収集した資料や作成した草案、メモ、他大学や文部省関係者との往復書簡等からなる。内容としては、一般教育課程(教養部)の設置、教育学部の新設、法文学部の法・経済・文学部としての分立、新制大学院制度、現職教員講座等に関する資料をおさめている。細谷氏は当時教育学部設置準備の中心的役割を果たし初代教育学部長となると共に、新制大学一般教育課程(特に文科系学部)のカリキュラム編成を主導するなど新学制への移行において重要な役割を果たした教員であり、東北大学の学制改革を理解する上で極めて重要な内容を持っている。  なお「戦後教育資料目録」(東北の部)に収載されている文書のうち、現在所在を確認できない文書があるが、本目録には掲載していない。
年代 昭和23年〜27年
数量・編成 29冊のファイルに合計350点の資料がおさめられている
伝来 東北大学教育学部の管理下に置かれていた資料を、東北大学百年史編纂事業の過程で同編纂室に寄託され、編纂終了後の2010年12月、東北大学史料館に移管された。
データ公開日 2012年3月30日
公開条件 当館利用規則に基づき公開いたします。
利用・複写条件 原則として、コピー版で閲覧していただきます。複写は、電子複写(コピー版より)、マイクロフィルムからの焼き付け(業者発注、後日渡し)となります。
参考文献件 戦後教育資料収集委員会編『戦後教育資料総合目録』(昭和40年7月)、『東北大学百年史』通史一 ほか