レファレンスコード

20061227A

記述レベル

個人・関連団体文書/教員個人文書

文書群名

布施現之助文書

原蔵者

布施現之助(18801946)は、東北帝国大学医科大学草創期の教授で、戦前期日本を代表する解剖学者です。東京帝国大学医科大学卒業後、二度にわたりスイスへ渡り、チューリッヒ大学のC.v.モナコウ教授のもとで神経核の研究を行います。留学の研究成果はのちに『(布施・モナコウ)顕微鏡的人脳図譜』として出版されました。1915年には東北帝国大学医科大学教授となり、1941年の停年退職まで解剖学を講じ、1921年には帝国学士院恩賜賞を授与されました。研究のみならず学生の指導にも熱心で、1928年には医学生の寄宿舎である昭和舎(20009月焼失)を建設しました。

年代

1906年〜1996

数量・編成

926点の史料として整理しました。

T布施による論文(21点)、U布施以外の論文等(36点)、V観察記録等(95点)、W解剖学教室・講義関係(88点)、X講義用ロール紙(150点)、Y論文審査関係(101点)、Z大学・学部関係(134点)、[書簡類(54点)、\学外機関関係(37点)、]名刺(62点)、]T見積書・伝票(20点)、]U新聞記事(13点)、]Vメモ等(76点)、]Wその他(39点)。

伝来

大半は、2006年に医学部解剖学教室から寄贈された資料ですが、1989年に布施進三(19891129A、目録の備考欄に※1で表示)、1997年に久道茂(19971125C、同※2)、2012年に石井敏弘(20120501A、同※3)の各・≠通じて寄贈された資料が加わっています。

なお、東北大学附属図書館医学部分館にも布施文庫が存在し、暫定版目録が作成されています(同館HPからリンクあり)。

データ公開日

20144月14日

公開条件

当館利用規則に基づき公開いたします。

利用・複写条件

原資料を閲覧していただきます。複写は利用者本人または業者委託による写真撮影となります。電子複写はできません。

参考文献等

『東北大学百年史』、『艮陵120年史』、『日本医学のパイオニア(1)明治に育った巨星』、•桜井実『艮陵の教授たち』など。