文書群名 宮城医学校文書
原蔵者 宮城医学校は、明治12年以来県立として運営されていた宮城病院附属医学校を同15年(1882)7月に改称したもので、翌年甲種医学校の認可を受けた学校です。国の政策によって県立医学校の整理と高等中学校医学部の設置が進められた結果、明治20年(1887)年度をもって廃止され、その生徒は同年設立された第二高等中学校医学部へと引き継がれました。
文書群の内容 同校の「学事年報」等の作製に関する公文書です。
年代 1882年から1887年まで
数量・編成 おおよそ年代順に35点の資料として整理してあります。もとは簿冊に編綴されていたものと考えられますが、現在は解体されています。
伝来 須永重光元本学農学研究所教授が古物商より購入したものを、1970年に受贈しました。宮城医学校文書は宮城県の公文書であり、市中に流出したその一部に該当するものと思われます。
公開条件 当館利用規則に基づき公開いたします。
利用・複写条件 マイクロフィルムにて閲覧していただきます。
参考文献等 原田隆吉「宮城医学校の公文書資料−明治十五年から二十年にいたる−」(東北大学附属図書館『図書館学研究報告』15 1982/のち『原田隆吉図書館学論集』1996年雄松堂に再録)