文書群名 | 北京魯迅博物館所蔵 魯迅ノート(複製版) |
原蔵者 | 魯迅(本名:周樹人/1881〜1936)は、『狂人日記』、『阿Q正伝』等の作品で知られる、近代中国を代表する作家・知識人です。
南京の江南陸師学堂付設砿務鉄路学堂を卒業し1902年に官費留学生として来日。東京・弘文学院卒業後1904年9月に仙台医学専門学校医学科に入学しました。しかし在学中に文学者への転向を決意し、1906年3月に退学。帰国後陳独秀らの主唱する文学革命論に呼応し代表作を発表し、1936年に没するまで中国の文化界のリーダーとして活躍しました。
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文書群の内容 | 魯迅が仙台医学専門学校在学中に受けた講義のノートです。魯迅は1926年の短編小説「藤野先生」のなかで、仙台医専在学中に藤野教授から毎週のようにノートの添削を受けたことを記していますが、この藤野教授の添削ノートも含まれています。
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年代 | 1904年(明治37)から1905年(明治38)まで |
数量・整理方法 | 6冊のノートを撮影した写真を、各冊ごとに製本しています。 |
伝来 | 魯迅ノートは、魯迅の遺品として北京魯迅博物館に収蔵され、中国国家一級文物(国宝)の指定を受けています。
当館で公開するノートの複製は、2005年9月に北京魯迅博物館で行われた国際シンポジウム「魯迅の起点・仙台の記憶」(東北大学・魯迅博物館・在中国日本大使館・仙台市の共催)を契機に同博物館から東北大学に寄贈された電子複製写真をもとに、東北大学が作成・製本したものです。 |
公開条件 | 当館利用規則に基づき公開いたします。 |
利用・複写条件 | 閲覧のみの利用となります。複写・写真撮影等はできません。
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参考文献等 | 魯迅生誕110周年仙台記念祭実行委員会編『魯迅と日本』(1991年)、魯迅・東北大学留学百周年史編集委員会編『魯迅と仙台』(2004年東北大学出版会)
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